スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2020の投稿を表示しています

薔薇窓傘の価格について

薔薇窓傘の価格について 昨日から「薔薇窓傘」の受注生産での販売をスタートいたしました。 ツイッターでも、ベイスでも、たくさんの方にご覧いただき、ありがとうございます。 薔薇窓傘の製品化第一弾として今回、大量生産ではなく完全な手作りを選んだために、9万8千円という価格設定となりました。これは以下の理由によるものです。 薔薇窓傘は、通常外国の工場で1万本単位で生産されるような実用的傘ではなく、趣味的アイテムという位置づけであり、出荷数も限られていますので、市販の傘と同じ価格帯に収めるのは困難です。 とはいえ、すでに販売ルートが確立していれば、国内工場を使った、もう少し安い価格設定による、100本200本単位の制作も不可能ではありません。この方法は次回以降、クラウドファンディングを利用して行う計画です。 今回の製品化第一弾は、クラウドファンディングを利用した工場生産のひとつ前の段階としまして、市販のデザイン用の傘の骨と、透明な皮をベースとし、傘の1面1面を薔薇窓デザインにカスタマイズしていく、手作り生産です。このために多くの工数や時間を要します。 また、印刷方式も、通常の印刷機によるシルクやオフセットの大量印刷ではなく、1枚1枚が特殊なインクを用いたプリンター出力であるため、印刷費も高価です。 以上の理由から、かなり高価にはなりましたが、薔薇窓傘のデザイン性と希少性には、ご満足いただけることと存じます。 今後とも薔薇窓傘をよろしくお願いいたします。 photo by manimanium Towako twitter https://twitter.com/towako_ballet Copyright ©︎ 2020 Towa Japan All Rights Reserved

銀座ファイブ マインアクセの蛯沢さんと薔薇窓傘

Towako です。久しぶりのブログ更新になりますね。 最近 Twittter ばかり書いていて、一つの SNS に集中すると他にログインしなくなる性格を直したいなあなんて思います。 このブログは、私の製作している「薔薇窓傘」というヨーロッパの大聖堂のステンドグラスの丸い窓「薔薇窓」をデザインした透明な傘を製品化するブログです。 今日は銀座にある、私の大好きな宝石屋さんについて書こうと思います。 お店の名前は「マインアクセ」でこの写真は店主の蛯沢さんに薔薇窓傘を持ってもらって撮影しました。 場所は有楽町駅から徒歩3分くらいの銀座ファイブ内にあります。 このお店は、小さいけれども、本当の聖域です。 薔薇窓傘のコンセプトである「一人分の聖域」という言葉そのものだと思います。 8月15日に閉店してしまうので、このブログを読んだ方、もし間に合えば、ぜひ行って見てほしいです。 このお店は、 創作アクセサリーの専門店で、ほかのお店にはどこにも無いような 日本の作家、海外のデザイナーの創作アクセサリーが揃っています。 店主の蛯沢さんの目で選んだ本物の作家もののジュエリーだけがおかれています。 デザイン、手仕事、素材、すべてに特別な、個人の美意識が流れていて、 HUNTER×HUNTER で言う所の念能力のようなものすら感じるお店です。 私は「マインアクセ」に19歳の時から通っていました。ドイツに住んでいたこともあり、 蛯沢さんとドイツのジュエリーについて話が盛り上がったのです。 イーダーオーバーシュタインという宝石の街についてなど話しました。 それ以降はいつも蛯沢さんにファッションのことを教えてもらっていました。 例えば、夏と冬の帽子の素材の格のこと。ジュエリーのお店だけど、作家ものの帽子も扱っていて、 「夏はブンタール 、シゾール、パナマが良い。冬はドイツのファープレーンが良い。」 こんな風に見せかけだけではない、本物のファッションの知識をいただきました。 おかれているジュエリーは、ほとんどが作家ものやヴィンテージで一点物です。 彫金や鍛金の芸術作品みたいなジュエリー、トルコの銀細工、 ローマで出土した古代ガラス、アフガンのラピスラズリのビーズ、アフリカのトンボ玉、 アメリカの50年代のコスチュームジュエリー、等々。