Towakoです。久しぶりのブログ更新になりますね。最近Twittterばかり書いていて、一つのSNSに集中すると他にログインしなくなる性格を直したいなあなんて思います。
このブログは、私の製作している「薔薇窓傘」というヨーロッパの大聖堂のステンドグラスの丸い窓「薔薇窓」をデザインした透明な傘を製品化するブログです。
今日は銀座にある、私の大好きな宝石屋さんについて書こうと思います。
お店の名前は「マインアクセ」でこの写真は店主の蛯沢さんに薔薇窓傘を持ってもらって撮影しました。
場所は有楽町駅から徒歩3分くらいの銀座ファイブ内にあります。
このお店は、小さいけれども、本当の聖域です。薔薇窓傘のコンセプトである「一人分の聖域」という言葉そのものだと思います。
8月15日に閉店してしまうので、このブログを読んだ方、もし間に合えば、ぜひ行って見てほしいです。
このお店は、
創作アクセサリーの専門店で、ほかのお店にはどこにも無いような
日本の作家、海外のデザイナーの創作アクセサリーが揃っています。
店主の蛯沢さんの目で選んだ本物の作家もののジュエリーだけがおかれています。
デザイン、手仕事、素材、すべてに特別な、個人の美意識が流れていて、
HUNTER×HUNTERで言う所の念能力のようなものすら感じるお店です。
私は「マインアクセ」に19歳の時から通っていました。ドイツに住んでいたこともあり、
蛯沢さんとドイツのジュエリーについて話が盛り上がったのです。
イーダーオーバーシュタインという宝石の街についてなど話しました。
それ以降はいつも蛯沢さんにファッションのことを教えてもらっていました。
例えば、夏と冬の帽子の素材の格のこと。ジュエリーのお店だけど、作家ものの帽子も扱っていて、
「夏はブンタール 、シゾール、パナマが良い。冬はドイツのファープレーンが良い。」
こんな風に見せかけだけではない、本物のファッションの知識をいただきました。
おかれているジュエリーは、ほとんどが作家ものやヴィンテージで一点物です。
彫金や鍛金の芸術作品みたいなジュエリー、トルコの銀細工、
ローマで出土した古代ガラス、アフガンのラピスラズリのビーズ、アフリカのトンボ玉、
アメリカの50年代のコスチュームジュエリー、等々。
本物のこだわりを持ち、本物おしゃれを知っている人で、
だからこそ本物の作家たちに信頼されたのだと思います。
これは本当に単なる自慢なのですが、私の作ったビーズアクセサリーも
「マインアクセ」においてもらっていました。
こんな素晴らしい場所に自作のものをおかせていただいていた、ということは本当にすばらしい経験でした。
このコロナ禍において、色々なお店が閉店してしまっているのを見ます。
私がとても大好きだったお店も、そうです。
そんな中で思うのは、私の友人の言葉です。
友人は確かこんなことを言っていたと思います。
「例えそれが無くなってしまうものであっても、素晴らしいものに出会えたこと自体が素晴らしいのだ」
本当にすばらしいお店なので、このブログを読んで、まだ間に合う人はぜひ行ってみてほしいです!
私は薔薇窓傘を作る上でも、「マインアクセ」の蛯沢さんから沢山応援とアドバイスをいただきました。販売とものづくりのプロとしてのシビアな意見と、「やりたいことをやりなさい」という言葉です。
あと、閉店されても、百貨店などの展示会や、期間限定のショップなどはたまに開かれるとのことなので、それも楽しみにしていようと思います。
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