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女神と薔薇窓傘

こんばんはTowakoです。

「薔薇窓傘」とはゴシック大聖堂などにみられるステンドグラスで飾られた丸い窓「薔薇窓」をデザインした透明の傘のことです。このブログは「薔薇窓傘」の製品化を目指しています。

今日は「女神と薔薇窓傘」というテーマで書いてみようと思います。
まず、私についてです。薔薇窓というキリスト教の聖堂にみられる物をモチーフに傘をデザインしていますが、私自身はキリスト教徒ではありません。一つの宗教を選ぶ、と言う機会は私の人生にはありませんでした。キリスト教にはとても惹かれる部分と受け容れられないな、と思う部分があります。
キリスト教の教え、芸術、建築物、などとても素晴らしいと思いますが、一つの宗教を信じる、ということは私にはできないです。
でも、信仰を全く持っていない無宗教者でもないと思います。

キリスト教徒ではないのに、なぜ薔薇窓をモチーフにするかと言うと、その美しさに惹かれたからです。幼稚園はキリスト教系のところに通っていて、説教などは全く覚えていませんが、聖堂でステンドグラスの青い光を見たことは強烈に覚えています。
光というもの自体に強い力と聖性を感じました。

そして、薔薇窓傘の試作品を作り終わってから知ったことなのですが、薔薇窓は聖マリアに捧げられるものだそうです。薔薇はマリアを象徴する花の一つで、マリアの称号には「奇しき薔薇」“Rosa Mistica”というものがあるそうです。今回の薔薇窓傘のモデルはアミアンのノートルダム大聖堂です。このノートルダム“Notre Dame”というのは「私達の貴婦人」という意味だそうです。
それを知ってとても納得するところがありました。

聖マリアを信仰すること自体、キリスト教の本流ではなく、パリやアミアンのノートルダム大聖堂が建てられた13世紀には禁じられていたそうです。あんなに大きくて豪華な聖堂がカトリックの公認ではなかったということを知ってとても驚きました。

それだけ、女神として聖マリアが求められていたということなのだろうな、と思います。

去年、私はダンスの公演で江ノ島の宗像三女神の内の一人を演じました。
その時に知った概念に「習合」というものがあります。
神道の宗像三女神は仏教の弁天とも同一視されていて、その弁天はヒンズー教のサラスバティと同一視されることもあるといいます。このように、伝説や信仰が同一視されて合わさっていくことを「習合」というと知りました。

私の信仰心の中では「女神」というのがとても大きな位置を占めていて、色々な女神が少し曖昧に習合されて混ざり合っているのではないかな、と感じます。
そして、そこには今まで出会った生きている、または死んでしまった女性たちも合わさっているように感じます。そんな女性たちに「薔薇窓傘」を持ってもらいたいなあ、なんて思ってしまうのです。もちろん男性にも。

Towako
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