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6月, 2020の投稿を表示しています

薔薇窓傘と舞台

こんばんはTowakoです。 「薔薇窓傘」とはゴシック大聖堂などにみられる、ステンドグラスで飾られた円形の窓、「薔薇窓」をデザインした透明の傘です。このブログは「薔薇窓傘」の製品化を目指しています。 今回は、薔薇窓傘が生まれたきっかけでもある、ダンスのこと、舞台のことについて書いていきたいと思います。 私は一昨年から、今年のコロナ緊急事態宣言が始まるまでの間、ダンスを中心に生活をしていました。その前は演劇の舞台に出演していました。 薔薇窓傘は、それらの活動の中からうまれました。 演劇の中で、役を演じること以外にとても楽しかったのが、照明を扱うことでした。 色のついた光を表現するために、灯体と呼ばれる照明器具に色のついた透明のフィルターを入れます。木漏れ日や、窓枠などを表現するのには、その形を切り抜いた、不透明のフィルターを入れます。そのようにして、光を操っていきます。 薔薇窓傘も、その舞台照明と同じように、光に色と形をつけていきます。 この写真は、残念ながら中止になってしまいましたが、今年の4月12日に公演する予定だったダンス作品、Yuko Ballet Foundationの藤田優子先生の振り付けてくださった「薔薇窓」という作品の練習中のものです。 薔薇窓傘は舞台の照明を浴びると、光が透けて、演者や舞台装置にステンドグラスの模様が映ります。舞台は薔薇窓傘が一番美しく見える場所の一つかもしれません。 このように、私は薔薇窓傘を普段使いにするだけでなく、使う人それぞれの作品の小道具にもしていただけたら嬉しいと考えています。 例えば、演劇、写真、ミュージックビデオなどの映像、そしてダンス作品などです。他にも色々な可能性があると思います。薔薇窓傘を自分の作品に取り入れたいと思ってくださる人の目にとまるといいな、と思っています。 製品化に際しては、クラウドファンディングをして実現したいと考えています。 その節はどうぞよろしくお願いいたします。

百合の紋章

こんばんはTowakoです 「薔薇窓傘」とはゴシック大聖堂などに見られる、ステンドグラスで飾られた丸い窓「薔薇窓」をデザインした透明な傘のことです。このブログは「薔薇窓傘」の製品化を目指しています。 昨日のブログで、女神と薔薇窓傘、というタイトルで聖マリアについて書きましたが今日は聖マリアを象徴する花について、書いてみようと思います。 薔薇窓はマリアが「奇しき薔薇」の称号で呼ばれるように、マリアに捧げられたものですが、今回薔薇窓傘のモデルとさせていただいたアミアンのノートルダム大聖堂の西の薔薇窓の中にはもう一つの違ったマリアを象徴する花が表れています。 それは百合の花です。薔薇窓の中には黄色のステンドグラスで、百合の紋章がいくつも描かれています。 これは手描きで模写したので、あんまり上手ではないですが笑 このように百合の紋章がたくさん入っています。製品版ではもうちょっと上手な百合の紋章が入る予定です。 出典 Wikipedia 出典 Wikipedia こちらの二つの絵画は、どちらも聖マリアがキリストの受胎を天使ガブリエルより伝えられる「受胎告知」をテーマにした作品です。上がレオナルド・ダ・ヴィンチ、下がダンテ・ガブリエル・ロセッティの作品です。どちらも天使ガブリエルが、手に白い百合の花を持っています。これはマリアの純潔を象徴するものだそうです。 薔薇窓には色々なモチーフが描かれています。その一つ一つを見ていくがとても楽しいですね。薔薇窓傘も、ただ美しくてインパクトがあるだけでなく、模様の細部を見るのが楽しい、持つ人に力を与えることのできる、そんな製品にしたいと考えています。 これは先日、友人と東京を散歩している時に出会った百合の花です。 Towako twitter https://twitter.com/towako_ballet Copyright ©︎ 2020 Towa Japan All Rights Reserved

女神と薔薇窓傘

こんばんはTowakoです。 「薔薇窓傘」とはゴシック大聖堂などにみられるステンドグラスで飾られた丸い窓「薔薇窓」をデザインした透明の傘のことです。このブログは「薔薇窓傘」の製品化を目指しています。 今日は「女神と薔薇窓傘」というテーマで書いてみようと思います。 まず、私についてです。薔薇窓というキリスト教の聖堂にみられる物をモチーフに傘をデザインしていますが、私自身はキリスト教徒ではありません。一つの宗教を選ぶ、と言う機会は私の人生にはありませんでした。キリスト教にはとても惹かれる部分と受け容れられないな、と思う部分があります。 キリスト教の教え、芸術、建築物、などとても素晴らしいと思いますが、一つの宗教を信じる、ということは私にはできないです。 でも、信仰を全く持っていない無宗教者でもないと思います。 キリスト教徒ではないのに、なぜ薔薇窓をモチーフにするかと言うと、その美しさに惹かれたからです。幼稚園はキリスト教系のところに通っていて、説教などは全く覚えていませんが、聖堂でステンドグラスの青い光を見たことは強烈に覚えています。 光というもの自体に強い力と聖性を感じました。 そして、薔薇窓傘の試作品を作り終わってから知ったことなのですが、薔薇窓は聖マリアに捧げられるものだそうです。薔薇はマリアを象徴する花の一つで、マリアの称号には「奇しき薔薇」“Rosa Mistica”というものがあるそうです。今回の薔薇窓傘のモデルはアミアンのノートルダム大聖堂です。このノートルダム“Notre Dame”というのは「私達の貴婦人」という意味だそうです。 それを知ってとても納得するところがありました。 聖マリアを信仰すること自体、キリスト教の本流ではなく、パリやアミアンのノートルダム大聖堂が建てられた13世紀には禁じられていたそうです。あんなに大きくて豪華な聖堂がカトリックの公認ではなかったということを知ってとても驚きました。 それだけ、女神として聖マリアが求められていたということなのだろうな、と思います。 出典  ウィキメディアコモンズ 去年、私はダンスの公演で江ノ島の宗像三女神の内の一人を演じました。 その時に知った概念に「習合」というものがあります。 神道の宗像三女神は仏教の弁天とも同一視されていて、その弁天はヒンズー

顔を隠さなければならないとしても

こんばんはTowakoです。 薔薇窓傘とは、ゴシック建築の大聖堂などに見られる、ステンドグラスで飾られた丸い窓「薔薇窓」をデザインした透明な傘です。このブログは薔薇窓傘の製品化を目指して活動しています。 2020年6月の東京は、緊急事態宣言も解除され、外出もできるようになりました。 でも日常は以前とは全く違っていて、「新しい生活様式」というものを求められるようになりました。マスクをつけずに生きることもできないのは、もともとあった息苦しさが全部目に見えるようになってしまったみたいだな、と思っています。 薔薇窓傘のコンセプトは「一人分の聖域」「心を守るためのファッションアイテム」です。傘はもともと、雨や日差しから身を守るために使うものですが、薔薇窓傘は目に見えないけど、降り注ぐものから心を守る、一人分の聖域になると思っています。 そして、この傘をさして立つだけで、例え言葉にすることができなくても、顔を隠さなくてはならなかったとしても、その姿だけで聖を求めることを表明でき ます。 Towako twitter https://twitter.com/towako_ballet Copyright ©︎ 2020 Towa Japan All Rights Reserved

コメントをいただき有難うございます!

Towakoです。薔薇窓傘ブログをご覧いただきまして、有難うございます。先日、コメントを頂きました。コメントとっても嬉しいです⭐️ 返信をコメント欄に書こうとしたら、なぜか反映されなかったのでこちらの記事でお返事させてください。 Unknown様よりいただいたコメント こんばんは。Twitterから来ました。 とても綺麗な傘ですね!完成が楽しみですがなかなか業者注文はハードルが高いですよね。。。 洋服を染めるのに私も使っていたのですがビニールでもこんな染め方があるそうです。マスキングテープ的な物を使えばクリアカラーなステンドグラスができるのでは?とおもいましたがやはり難しそうでしょうか? 良かったら参考に見てみてください!\(^o^) http://dylon.jugem.jp/?eid=615#gsc.tab=0 Towakoの返信 コメント有難うございます。Twitterから見てくださって 薔薇窓傘のことを気に入ってくださって本当に嬉しいです。業者注文は確かにハードルが高いのですが、挑戦したいと考えてます。頑張ります! ダイロンカラーというのを知りませんでした。すごく綺麗に染まっていますね。こんなに青が濃く出て、グラデーションが綺麗に出て、いいですね。柄を再現するのに工夫が要りそうですが試して見たいです。印刷よりも染めの方が透明度が保たれそうなのも、すごくいいですね。情報をありがとうございます! Towako twitter https://twitter.com/towako_ballet Copyright ©︎ 2020 Towa Japan All Rights Reserved

薔薇窓傘 第二弾試作品制作中!

薔薇窓傘とは、ゴシック大聖堂などに見られる、ステンドグラスで飾られた円形の窓「薔薇窓」をデザインした透明の傘です。このブログはその製品化を目指しています。 コンセプトは一人分の聖域、心を守るためのファッションアイテムです。 昨日のブログでは、薔薇窓傘の印刷テストの結果をお見せしました。 今回は印刷されたものを実際の傘にして、第二弾試作品を製作して行きます。 印刷会社の方から上がってきたテスト印刷のシートです。 この形で、4枚刷っていただきました。本当に素晴らしい刷り上がりです。 印刷会社の方が、仕上がりを見て通常の二倍のインクを使って印刷してくださいました。 青も赤も黒も濃くて鮮やかで鋭い美しい色です。                   これを傘のパネルに合わせて大きさを調節して貼ります。薔薇窓は同じ模様の連続のように見えて、8面すべて模様が異なっています。今回の試作品では、大部分の模様は同じになっていますが、パネル同士に模様のつながりのある部分は、きちんと繋がるように模様を変えています。手描きの第一弾試作品を作るのには約60時間(測ったわけではない)かかっているのですが、CGでデザイナーの方に再現していただくのにもかなりの時間がかかっています。そしてさらに、暴挙ともいえるこだわりで、恐ろしく大変な作業になりますが、最終的な製品版では実際のアミアン大聖堂の西の薔薇窓の模様を完全再現した8面全部模様が違うすごい傘を作ろうと考えています。      そして、今回一番心配していたのが、光の透過性なのですが、なかなか良い出来ではないでしょうか!?紙を下に敷いて光を当てると、模様がきちんと映し出されます。確かに、油性ペンで描いた、第一弾試作品に比べると、少し透明度が落ちますが、それでもとても綺麗です。製品版ではさらにもう少し透明度が出せないかどうか模索していきます。 私は薔薇窓傘の一番のポイントはこの”光が透過してステンドグラスの模様が映し出される所”だと考えています。ここは妥協したくないです。本当の大聖堂で見る光のように、傘を差す人の顔や身体に模様が映し出されるのが見たいのです。モデルさんやカメラマンさんの作品撮り、ライブやダンスや演劇の劇的な道具として薔薇窓傘が使われるのが見たいです。  これが、

薔薇窓傘 印刷テスト

薔薇窓傘とはヨーロッパの大聖堂などに見られるステンドグラスで飾られた丸い窓『薔薇窓』をデザインした透明の傘のことです。このブログでは薔薇窓傘の製品化に向けた活動を記録していきます。 先月の投稿で、薔薇窓傘の印刷をおまかせできる印刷会社に出会うことができたとお知らせしていたのですが、そのテスト印刷ができてきました! 本当に美しくて、「やったー成功だー!」と思いました。見てください。 色が濃くて綺麗です!なぜこんなに綺麗かというと、印刷会社の担当の方が、特別にインクの量を二倍にして印刷してくれたのですね!なので、こんなに青や黒が濃く出ています。ステンドグラスのように光を透過するのが目的なので、光を透した時に色が薄くなってしまってはダメだからです。 光を透過させた写真  青が濃いですね!大聖堂感が出たかと思います。暗闇の中で見る青い光、という感じがしてとても綺麗です。 インクの量を二倍にしてくださったり、こんな無茶な注文に答えてくださった印刷会社の方に本当に感謝です。 Towako twitter https://twitter.com/towako_ballet Copyright ©︎ 2020 Towa Japan All Rights Reserved